公式サイトで予約する
Pension Rapport Owner

森は、少しずつ
違う風景を見せてくれる。

ペンション・ラポール オーナー 白井宏明。
38年間、玉原高原の森とともに暮らしてきました。

このページで分かること

  • ペンション・ラポール オーナー白井宏明の歩み
  • 三重県から玉原高原へ移り住んだ理由
  • 38年間、森と宿を続けてきた中で見えてきたこと
  • 森林浴リトリートガイドとして大切にしている考え方
  • ラポールという宿の原点

白井宏明について

三重県出身。スキーとペンションへの憧れから玉原高原へ移り住み、ペンション・ラポールを開業。これまでに22,400名以上のお客様を迎えてきました。

ペンション・ラポール オーナー 森林浴リトリートガイド 森林セラピスト ノルディックウォーキング指導者

朝、最初にすること

朝、目が覚めると、私には毎日決まって最初にすることがあります。

カーテンを開けて、窓の外の森を見ることです。

今日は晴れているだろうか。霧は出ているだろうか。雨だろうか。

春には芽吹きが少しずつ進み、夏には深い緑が窓いっぱいに広がります。秋には葉の色が毎日少しずつ変わり、冬には雪が森を静かに包み込みます。

その日の森の表情を見ることから、一日が始まります。

ラウンジへ降りてコーヒーを淹れる頃には、「今日はこんな一日になりそうだ。」そんなことを考えています。

三十八年間。毎日、その繰り返しです。

三重県から玉原高原へ

私は三重県で育ちました。

若い頃、とにかくスキーが好きでした。

そして、蔵王のペンションで「居候」と呼ばれる住み込みスタッフとして働く機会がありました。

当時は、食事と部屋を提供してもらいながら、ペンションを手伝う若者が全国から集まっていました。

そこには、毎日を楽しそうに働くスタッフがいて、旅行を心から楽しむお客様がいました。

その空気に触れたとき、「こんな仕事がしたい。」そう思いました。

スキーが好きだから。ペンションをやりたいから。若さゆえの少しの無謀さもありました。

そして三重県を離れ、この玉原高原へやって来ました。

時代は変わっても、この場所は変わらなかった

開業した頃、日本はバブル崩壊後の時代でした。

その後、スキーブームも終わり、少しずつお客様は減っていきました。

そして一番苦しかったのは、新型コロナウイルスの流行です。

一年以上、お客様が一人も来ない日が続きました。

宿を続けるために借金もしました。今も、その返済は続いています。

それでも、「宿を閉めよう。」とは思いませんでした。

この場所が好きだったからです。

森は変わりません。
春になれば芽吹き、夏には木陰をつくり、秋には静かに葉を落とし、冬には雪を受け止めます。

その変わらない景色に、何度も励まれてきました。

玉原高原で過ごしてきた時間

若い頃
スキーに夢中になり、蔵王のペンションで住み込みスタッフとして働く。ペンションという仕事に惹かれる。
開業
三重県から群馬県沼田市・玉原高原へ移り住み、ペンション・ラポールを始める。
38年間
スキーブーム、ラベンダーシーズン、コロナ禍など時代の変化を経験しながら、22,400名以上のお客様を迎える。
現在
宿泊に加え、森林浴リトリートガイドとして玉原高原の森の魅力を伝えている。

家族と一緒に守ってきた宿

ペンションは、一人では続けられません。

料理は妻と息子が担当しています。私はフロント、お客様との会話、客室の準備、カクテルづくり。

小さな宿だからこそ、それぞれが役割を持ちながら、一緒に宿を守ってきました。

三十八年を振り返って思うのは、宿で一番大切なのは建物でも料理でもありません。

家族みんなが、充実して働けること。

それが、この宿を支えてきた一番大きな力でした。

お客様が教えてくれたこと

二十年ほど前、毎年スキーに来てくださるご家族がいました。

やがて子どもたちは成長し、自然と足が遠のきました。

年月が流れ、そのことも忘れかけていた頃。

ある日、そのご家族の娘さんたちが、大人になって宿を訪ねてきてくれました。

「あの頃が楽しかったから、また来ました。」

その一言が、本当にうれしかった。

宿という仕事は、一泊二日を提供する仕事ではありません。

人の思い出の一部になる仕事なのだと、その時あらためて思いました。

森から教わったこと

三十八年前。

私には、森は歩きにくい「木しかない場所」にしか見えていませんでした。

でも今は違います。

森は、その人がどう向き合うかによって、まったく違う風景になります。

ただ歩けば、歩きにくい道です。

立ち止まり、耳を澄ませば、風の音が聞こえます。鳥の声が聞こえます。朝には、鳥たちが一番元気に歌います。

木々は急には大きくなりません。

でも、少しずつ、確実に太くなります。

人も同じなのだと、森が教えてくれました。

旅は人生を豊かにする

私は、旅には人生を豊かにする力があると思っています。

遠くへ行くことだけが旅ではありません。

いつもの場所を少し離れ、違う景色を見て、違う空気を吸う。

それだけで、人は少し変わります。

だから私は、この宿を「泊まる場所」だけにはしたくありません。

玉原高原という場所に流れる時間を感じ、森と向き合い、季節を味わう。

そんな旅のお手伝いができればと思っています。

三十八年前の自分へ

もし、三十八年前の自分に一言だけ伝えられるなら、こう言います。

今の君には、森はただ木がたくさん生えている場所に見えているだろう。
でも、少しずつ違う風景が見えるようになる。
それを楽しみにしていてほしい。

私も、まだ森のことを学び続けています。

だから今日も、朝一番に窓を開けます。

昨日とは少し違う森が、きっとそこにあるからです。

Related Pages

ラポールと玉原高原をもっと知る

オーナーの視点から見た玉原高原を、宿泊・ラベンダー・アクセスのページでもご案内しています。

FAQ

オーナーについてのよくある質問

ペンション・ラポールのオーナーは誰ですか?

白井宏明です。三重県から玉原高原へ移り住み、38年間、家族とともにペンション・ラポールを営んできました。

どのような肩書がありますか?

ペンション・ラポール オーナー、森林浴リトリートガイド、森林セラピスト、ノルディックウォーキング指導者です。

なぜ玉原高原でペンションを始めたのですか?

若い頃からスキーが好きで、蔵王のペンションで住み込みスタッフとして働いた経験から、ペンションという仕事に惹かれたことがきっかけです。

オーナーが一番好きな季節はいつですか?

どの季節も好きですが、雪解けから新緑が芽吹く春と、紅葉が終わる寸前の秋には特別な魅力があります。

オーナーが大切にしている考え方は何ですか?

旅は人生を豊かにする、ということです。いつもの場所を少し離れ、違う空気を吸うだけで、人は少し変わることがあります。

森林浴リトリートガイドとは何ですか?

玉原高原の森を歩きながら、自然の中でゆっくり過ごす時間を案内する役割です。ラポールでは、森そのものを目的にするのではなく、人が自然に整いやすい環境として森を大切にしています。